株や外貨など投資をしていると、買ったり売ったりをします。
取引の頻度は人によってそれぞれですが、うまく利益を出すことができれば嬉しいですし、損失を出す結果となってしまえば悲しくなりますよね。
うまくいった人は次も同じ調子で利益を出してやろう、残念な結果となった人は次こそはうまくやって損失を取り返そうと思っているはずです。
すぐに次のことばかり考えていませんか?
今回なぜ利益を出せたのか?損失が出てしまったのか?今回の投資結果については考えましたか?
- よかったことは再現する
- 悪かったことは繰り返さないようにする
失敗することもあると思いますが、大事なことは1回の失敗よりも、同じ失敗を続けないことです。
せっかく投資を通して経験したのですから、よかったことも悪かったことも振り返って身にしておきたいですよね。
私は投資にPDCAを使ってよかったこと、悪かったことの洗い出しをするようにしています。
どんどん投資をしていくことも大事ですが、過去にも少し目を向けることが投資力の強化になります。
投資を続けながら、自分の投資力を高めていき、市場に長く参加できるようにしましょう!
投資は行動してばかりになりがち
投資はやってみると、ついつい売り買いという行動にばかり目がいき、行動だけをして満足しがちです。
- 何を買うか
- いつ買うか
- いくらで買うか
どんな商品をいつ、いくらで買うかを決めるのはPDCAでいえば最初、プランの部分です。
考えたプランに従って、買いたい時期に意図した価格に商品がなっていれば買います。「商品を買う」のはPDCAの行動の部分です。
このあと、投資先となった商品を売るなり、持ち続けるなり考え始めることが多いですよね。
でも、投資した商品を売るにしても、継続的に保有するにしても、それは新たなプランや行動です。
「商品を買ったこと」に対する評価や行動の改善案、PDCAの後半の部分に取り組むことなく、次へ次へと進んでしまうことが珍しくありません。
投資をしてみて一度うまくいかないと、次はやり方を変えるなりして損失を取り返すことを優先して考えてしまう面があります。
これはお金が直接的に関わっていることも原因だと思います。数字で示されるだけわかりやすいですし。
本来であれば、「なぜ今回の投資はうまくいかなかったのか」を考えて、同じ失敗を繰り返さないようにするべきなのにです。
投資するという行動を続けることは大事です。続けることで経験が得られます。
しかし、プランと行動の繰り返しだけでは経験を活かしきることができません。
経験を次の投資に活かすためにも私はPDCAサイクルを使って、行動しただけでは終わらせないようにしています。
PDCAサイクルを回しやすくするため、1つのサイクルは小さくしておくことがコツです。
投資の結果だけを見て終わらせることがないよう、結果を振り返ることが面倒にならないサイズのPDCAを作るようにします。
PDCAを使って投資の損失にも向き合う
PDCAを投資に組み合わせることで、損失を出した投資にもしっかりと向き合う仕組みを用意することができます。
損失を出した事実には目をそむけたくなりますし、振り返りたくないかもしれません。
PDCAを前提として投資の記録をしていると、見直しをしたくないような結果でも、向き合うタイミングが強制的にやってきます。
投資で資産を増やす方法は単純なんです。
- 大きな利益を出す
- 損失を小さくする
マイナスを出すことがあっても、プラスがさらに大きければ資産は増えます。単純かつ当たり前の話なんですけど。
投資では利益を生みだせた方法を続けていくことも大事ですが、大きな損失を出さないということもとても大事です。
大きな損失を出してしまうと、市場からの退場を余儀なくされるということだってありえます。
私は投資で資産を増やそうとするなら、市場から退場することなく参加し続けることを優先するべきだと思っています。
長く市場にいるためには、大きな利益を一発当てるよりも、大きな損失になる一発を避けられる能力のほうが大切です。
取引がうまくいかず、資産を減らすことになってしまった結果となったときにこそ、なんで損失が出てしまったのかをしっかり考えることで、その後の大きな損失回避のヒントになります。
どうやったら利益が出せるか、資産を増やすことができるかばかりを考えがちなんですよね。収入が増えたときのことを考えるほうが楽しいですし。
私はどうしたら同じ失敗をせず、今後も投資を続けていけるか、攻めではなく守りを強めに意識しています。
投資にPDCAを活用するようにしているのは、市場からなんとしても退場をしないようにするためです。
投資力を高めながら投資を続けていく
意識的に投資とPDCAを組み合わせて考えて、ひとつずつの取引を深掘りしていくことが「投資力」を高めることにつながります。
知識として投資を理解していても、実際に投資をしてみてこそ感じることがあります。知識がすべてではありません。
実践でこそ得られるものがあるんですよね。とくに投資はお金がかかってるぶん、実際に利益や損失が目に見えたときが現実をつきつけられる瞬間でもあります。
やっぱり欲が出ますよ。欲は実践だからこそ生じる感情です。
- もっと稼ぎたい
- すぐに損失を取り戻したい
お金がかかってる以上、たくさん稼ぎたい!損したくない!という感情がわいてきます。
投資した金額が小さいとしてもです。
うまく資産を増やすことができれば、さらに増やしたいと思いますし、資産を減らしてしまえばすぐにでも取り返したいという思いがでてきます。
欲との向き合い方やコントロールの方法は実践してみて掴むしかないと思ってます。
経験から学ぶしかないのです。実際に損得が生じる緊張感は頭で理解しきることは難しく、体感するほかありません。
経験を無駄にしないために、私は投資とPDCAを組み合わせています。
どのように投資をするかは様々です。手法はネットで色んな人が公開しています。
でも、経験は実践を通して得る自分だけのものです。
投資する商品の決め方や手法は知識として得ることができます。知識と経験が組み合わせられて投資力です。
私は長い時間をかけて投資をしていくつもりです。資産を増やすだけでなく、自分自身の成長も必要です。
自分の成長が資産を増やすために助けになるはずです。自分の成長のためと記録のためにPDCAを投資に使っています。
まとめ:PDCAを使って投資力を高めて市場に残る努力をする
この記事では、PDCAを使って投資と向き合う理由を紹介しました。
- 投資はついつい行動ばかりになりがち
- 損したときにこそPDCAを使って結果と向き合う
- 投資を続けながら投資力を高くしていく
投資をしているとどうしてもプラス、マイナスの結果に一喜一憂してしまいます。
少額だろうとお金を使っている以上、当たり前の感情です。
私は口座資金がゼロになることも覚悟の上で、FXでトルコリラ積み立てをしています。覚悟していてもマイナスが大きくなると悲しくなるし不安にもなります。
でも、投資をしていて、ずーっといいときってないんですよね。結果がよくないときがあって当然だとも思っています。
結果がよくないときにこそ、PDCAを使ってしっかりと向き合います。考えることをやめないようにするためです。
どんな投資手法を使っていても、大事なのは市場に残り続けることだと私は考えるようになりました。
短期的な取引を繰り返していたとしても、とにかく市場に居座り続けるという意味では長期投資です。
自分自身が力をつけていく努力をしなければ、市場からの撤退を余儀なくされるかもしれません。なんとしても市場から退場しないために、投資力を日々高めていきます!
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