妊活・不妊治療を終了するということ【他人事にしたくない】

ライフ(日常)

妊活や不妊治療を終了する。

念願の子どもを授かったわけではなく「諦める」という選択で。

ソラマメさん(@35_restart)は難しい決断をされた方の一人です。

妊活を始めてから今回の選択までには悩み、苦しみ、つらさがあったと思います。

ソラマメさんの記事には、長い期間を悩みながら前を向き続けたであろう姿があります。

そして、私にも「不妊治療を考えた」ことがありました。

あくまで考えた段階に過ぎないヤツですが、今回の記事を書いています。

誰かを不快な気分にさせるつもりはないのですが「無事に子どもを授かったヤツの記事」なんて読めない方もいると思います。

お付き合いいただける方に、続きを読んでいただければそれだけで嬉しいです。

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不妊治療を真面目に考えてた

実はうちも不妊治療を真面目に考えていた時期がありました。

だから、不妊治療に舵を切った人たちの気持ちがちょっとだけわかる気がしていて、他人事には思えません。

他人事にしたくないんです。

偉そうなこと言っているかもしれないけど。

うちの場合は「いよいよ病院に行こうか」というタイミングで妊娠がわかりました。

雑ではありますけど、うちでは「何月になったら病院に行く」とかなり早い段階でプランを考えていました。

どこの病院に行くつもりかも決めてありましたね。

妊娠するかどうかについてドライにといいますか、冷静に考えていた夫婦だったと思います。

妊娠できなくてもおかしくないだろうと。

でも、かなり割り切ったマインドにしているつもりでいても、なかなか妊娠しないことでメンタルの部分のすり減りはあったと思います。

さらに私も妻も多忙での疲れやストレスを抱えた時期が重なりました。

だから、お互いの忙しさが落ち着いたらすぐにでも病院に行くという方針を共有していました。

赤ちゃんの受け皿になる母体が疲れ切っていたら、さらに妊娠は望めないだろうとお互いに思っていました。

そんなタイミングで妊娠がわかりました。

たまたま病院で不妊治療の相談をしなかっただけ。

運がよかっただけの結果論だったと思います。

いまでも妻は「何であんなに大変だった時期に妊娠できたのか全くわからない」と言っています。

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妊活や不妊治療が報われるとき

妊活や不妊治療が報われるとき、それは無事に妊娠と出産ができたときです。

いい結果になったとき、それまでの苦労を全部吹き飛ばしてくれます。

子どもが生まれて家族が増える未来を想像しているからこそ、妊活や不妊治療はどうしても結果重視になっていると思います。

うちも妊娠できなかったら不妊治療を進めるプランに迷いはありませんでした。

時間がかかってもいい。

お金がかかってもいい。

できる努力は何だってする。

たくさんの苦労があるとしても、我が子を望むパワーが上回るんですよね。

無事に妊娠から出産ができれば、時間もお金も努力も惜しくない。

でも、どうしても限界は存在していて、いい結果が出る前に立ち止まることを選ぶ方々がいるのも現実です。

簡単な決断ではありません。

心の底から我が子を望んでいるのですから、諦められない気持ちだって大きいはずです。

それでも立ち止まるのは、心も身体も長い期間頑張り続けてきたから。

諦めきれない気持ちに無理やりフタをする。

うちは不妊治療の一歩手前で妊娠がわかりました。

ただただ恵まれていました。

もし不妊治療を始めていたら、始めても妊娠ができていなかったら、過ぎていく時間の中で私たちもたくさん悩んでいたはずです。

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結婚から先の将来を考える人へ

結婚を考えている人の中には漠然と「子どもが生まれること」も合わせて考えている人がいると思います。

私も結婚を決めたときには、早かれ遅かれ子どもが生まれて、家族が増えることを想像していました。

でも、どれだけ強く望んでもなかなか子どもに恵まれない可能性があることは頭の片隅に置いておいてください。

望んだタイミングで子どもを授かれるわけではありません。

望めば必ず生まれてきてくれるわけでもありません。

いざ、なかなか妊娠できなければ不安や心配で大小かかわらず心や身体に影響します。

結婚は希望たっぷりでキラキラのスタートをするものだと思っています。

覚悟とまではいいませんが、将来子どもがいる家庭を当たり前だと思いすぎて、夫婦関係がうまくいかなくなってしまう展開にはなってほしくありません。

何も気になることなく毎日を過ごせていても、男女関係なくどちらかに何か妊娠できない原因がある可能性もあります。

妊娠できない理由がわかれば、できる対応があるかもしれません。

そもそも原因がはっきりしないことも残念ながらありえます。

もし神様がいるなら、何考えているのか教えてほしいです。

なんで我が子を望む夫婦のもとに生まれてこないんだろう。

子どもを大事にしない親もいて、悲しい事件が起こってしまうこともあるのに。

生まれるところが違ったら親も子も幸せになれたかもしれないのに。

世界は平等になんかできていない。

私は子どもを望む夫婦が授かれることを切に願っています。

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まとめ:私には何もわからないのかもしれない

この記事は「妊活や不妊治療」について私の経験と思いを書きました。

  • 私も不妊治療を検討していた
  • どんな苦労も妊娠と出産が吹き飛ばしてくれる
  • どれだけ望んでも子どもに恵まれない可能性が誰にでもある

私は恵まれていて、不妊治療は検討しただけにすぎません。

不妊治療を経験した人たちからすれば「お前に何がわかる」と言われてしまうかもしれません。

そして私は何も反論できません。

それでも苦労や大変さを少しでも共有できるヤツも世の中にはいるんだなと思ってもらえたら、今回の記事を書いた意味があるような気がしています。

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