KPT法でふりかえると簡単に自己評価ができる【PDCAにも使える】

ライフ(日常)

この記事では「KPT法」について紹介します。

「自己評価」って難しいですよね。

私も自己評価って苦手で、つい長い時間を使わされがちです。

仕事をしていると、人事評価のために自己評価を出せといわれますが「これで給料変わるのか?」と思ったり思わなかったり。

自己評価をするには、まず行動を振り返ります。

そして、自分の何がよかったのか、何がまずかったのかを考え、素直に受け止めることが必要です。

これまでの「振り返り」を簡単かつ仕組化してくれるのが「KPT法」です。

こんな人に「KPT法」がおすすめ!
  • 自己評価に時間のかかる人
  • 見直しをせず行動ばかりになっちゃう人
  • PDCAの「C」や「A」をどうすればいいのかわからない人

振り返りや見直しが苦手だと思う人は、KPT法を試してみるといいですね。

苦手なことだったり、時間がかかると思っていると、目をそらしてしまって、なかなかやらなかったりするんですよね。

ルールや仕組みがあると取り組みやすさが変わります。

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KPT法は「振り返り」のための手法

KPT法は「振り返り」をするための仕組み、ルールです。

3つの単語の頭文字をとって「KPT」とになっています。

「KPT」を作っている単語
  • Keep(キープ)
  • Problem(プロブレム)
  • Try(トライ)
せい
せい

ちょっとカッコよく見えて、ただ単語の頭文字を並べたシンプル構築です。

それぞれさらに掘り下げて、具体的に紹介します。

Keep(キープ)

Keepは「続けること」です。

今後も「よかったこと」「やってみてうまくいったこと」は続けたいですよね。

実際にやってみてうまくいったこと、高評価ができることがKeepに該当します。

Problem(プロブレム)

Problemは「問題点」です。

「悪かったこと」「やってみてうまくいかなかったこと」については、そのままにしておくわけにはいきません。

ただ、やってみないことにはわからないことばかりなので、うまくいかないと気づけただけでも大きな収穫なんですよね。

このまま続けるわけにはいかないことはProblemに該当します。

Try(トライ)

Tryは「次はどうするか」です。

どんなことは続けて、どんなことは中止して、どんなことは変えるのかを考えます。

ついついProblemに出てきた問題点だけをどうやって改善するか考えがちな部分です。

でも、改善するまでもなくスッパリやめちゃう選択をすることも大事だったりします。

また、Keepに出てきたことでも効果が小さければ他のことを優先するべきですし、さらに大きな効果を期待して手を加える必要があるかもしれませんよね。

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PDCAの「C」「A」にKPTを使うとスムーズに進む

KPTだけでも繰り返し使うことができる手法ですが、PDCAと合わせて使うこともできます。

PDCAもKTPと同じように、単語の頭文字をとった4段階の方法です。

  • Plan(計画)
  • Do(行動)
  • Check(評価)
  • Action(改善)

PDCAの「C」と「A」の部分で、KPTを使うと捗ります!

PDCAに慣れていないと、評価や改善を難しく考えてしまって、立ち止まってしまうことがあります。

評価や改善の段階は重要ではありますが、PDCAはサイクルさせることが大事です。

評価や改善に悩んでひねり出すよりも、KPTに沿って書き出しちゃうほうが、さらっと進められたりします。

さらっとでも評価や改善を出すことが大事なんですよ。CとAの段階をやらずにDの連続でPDCAをやっているつもりになっちゃうと、実はPDCAがサイクルされていないことになります。

行動そのものは大事ですが、無駄な行動を続けることは時間の浪費になります。行動の間違いに気づくのは自分を見直す評価の段階です。

実際に私はKPTを使っていて、「K」と「P」を評価、「T」を改善として扱っています。

KPTを使って、PDCAの最後まで済ませることができたら、また次のPDCAを始めましょう!

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素早くふりかえれば次の行動が始めやすい

ふりかえることに慣れるまでは、無造作にやるよりも、KPTというルールのもとでふりかえりをした方がスムーズに進められます。

ふりかえりがスムーズにできると、次の行動に移りやすくなります。

そもそも「ふりかえる」ことが目的ではありません。

「ふりかえる」ことで、次の行動を前の行動よりもいいものにして、結果を出すことが目的です。

行動した先に結果があります。

ふりかえりが直接結果を生み出してくれるわけではないので、ふりかえりをもとに行動へさっさと移れたほうが、たくさんのことを試すことができます。

行動したぶんだけ「ふりかえる」機会も増えますよね?

慣れないふりかえりは、1回ずつ時間をかけて丁寧にやるのではなく、数をこなして慣れていきましょう。

さぼっていいわけではないですよ。毎回ちゃんとふりかえりますが、精度の高さは経験で得られるものです。

ふりかえることを難しく感じて苦しくなるよりも、何度もKPTを使ってふりかえり、行動にみがきをかけていくほうがいいですよ。

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まとめ:KPTを使ってふりかえると簡単でスムーズに自分の評価をすることができる

この記事では、KPT法について紹介しました。

  • KPTは「ふりかえり」をしやすくする仕組み
  • PDCAとKPTを合わせて使うと便利
  • KPTを使えばさっさと次の行動に移れる

行動の積み重ねって大事なんですが、ふりかえることをしたほうが、もっと効果的になります。

「ふりかえろうにも何をすればいいの?」と思っている人にはKPTがおすすめできます。

習慣的、感覚的に改善点や修正点を出せる人にとっては、わざわざKPTをやるメリットはないかもしれません。

そんな人はKPTに頼らず、無意識に修正と改善ができる人ですからね。そのままでも、どんどん前に進んでいくことができるでしょう。

これまでの行動を見直せてないと感じたり、がむしゃらに行動してきたけどなかなか結果に結びつかないと思うことがある人は、KPTを試してみてください!

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