アナタの全財産はいくらですか?(どーん)
言いにくいし聞きにくいけど、他の人がどれぐらいお金を持っているのかは何となく気になるものです。
「野村総合研究所」から参考になりそうなデータをご紹介します。
この記事を書いているのが2022年12月ですが、野村総合研究所のニュースに載っているデータが2019年となっているので最新情報ではありません。
新しい情報ではないので、私もTwitterで何度か目にしたことのあるピラミッド型のデータだと思います。
改めて見かけたのが、けんちゃんファンドさん(@kenchanfan_com)のツイートでした。
「給料が上がらない」「税金が高い」とよく聞くものの、意外とお金持ってて余裕ありそうな人多いなと。
さらに考察などなど深掘りしていきます。
純金融資産とは
まず「純金融資産」とは何かを確認します。
自分のツイートを見直すと日本語が崩壊しとるのですがお許しを、、、
わかりやすいように書き直します。
- 純金融資産:預金や株などの資産からローンなどの負債を差し引いたもの
- 純金融資産 = 資産 – 負債
「純金融資産」というフレーズは固いですが、中身はとてもシンプルです。
計算も小学生ができちゃうぐらい単純な構成ですね、引き算のみ。
もし1億円の資産があったとしても、1億円の借金をしていたら、純金融資産はゼロになります。
すべての借金を返済したあとに、残った資産の合計が純金融資産です。
上位20%ぐらいの世帯がアッパーマス以上
「純金融資産」に関するデータを見てみると、お金持ちは思っている以上に多いのではないかと思わされます。
アナタの隣にいる人も、実はお金持ちなのかもしれません。
野村総合研究所、日本の富裕層は133万世帯、純金融資産総額は333兆円と推計 | ニュースリリース | 野村総合研究所(NRI)
「純金融資産をどれくらい持っているのか」に応じて5つの階層にわけられています。
- 超富裕層:5億円以上
- 富裕層:1億~5億円
- 準富裕層:5000万~1億円
- アッパーマス層:3000万~5000万円
- マス層:3000万円未満
上位20%くらいの世帯がアッパーマス以上の純金融資産を持っています。
結構高くないですか?
5世帯に1世帯と考えると、学校で30人のクラスだったら6人はアッパーマス以上の家庭の子ということになります。
あくまで単純計算で、地域性や通っている学校については度外視していますけど。
さらに1億円オーバーの世帯だけでも100万世帯を超えています。
借金を差し引いても1億円以上残るとなったら、さすがに金銭面での不安や心配はせずに生活できそう。
私には1億円の資産なんて他人事以外のなにものでもないのですが、アッパーマス層の3000万円だって大金ですよ。
1億円が100万世帯という事実に3000万円がかすみますけど。
お金持っている人は持っているんだよなあ
これが富の集中というやつか。
将来への不安とかない人たちが一定数はいるという現実ですねえ。
FIREが盛り上がる
「FIRE」が盛り上がっていますよね。
- FIRE:「経済的自立」と「早期リタイア」のこと
仕事で生活費を稼がなくてよくなったから、さっさと辞めて自由に過ごすみたいな使われ方をしているのが「FIRE」です。
お金持ちの特権ですねえ。
単純に3000万円以上の純金融資産を持つ世帯が20%あるので、FIREを考えたくなる人が目立ってくるのもわかります。
早く仕事を辞められるのが魅力的に見える人も多いということも間接的に見えます。
思っている以上にお金持ちがいるということは「FIRE」を選択肢に入れられる人も、たくさんいるということです。
FIREできると思うラインは人によって様々だと思いますが、5000万円以上の純金融資産を持つ準富裕層ともなると実現圏に入っていそう。
個人的にはアッパーマス層にいる人はFIREよりも、準富裕層にどうやって食い込むかを考えていると思っています。
そして、FIREできる可能性をつかんでいくと。
あくまで想像ですが。
FIREできる可能性を持っている人がいるのだから、話題として盛り上がるのも理解できます。
財力のパワーがすさまじい
私は残念ながらFIREを選択肢に入れられる人ではありません。
いまの自分がやれることをやっていくだけです。
まとめ:お金持ちがいるからFIREも話題になる
この記事は「みんなの純金融資産」についてでした。
- 資産から負債を差し引いたものが純金融資産
- 20%以上の世帯が3000万円以上の純金融資産を持つアッパーマス以上
- お金持ちは想像よりも多い
「20%」という数字を多いと考えるか、少ないと考えるかは人によりますが、3000万円以上となると私はイメージしていたよりも多かったです。
選ばれし者に与えられるのが「FIRE」という選択肢で、ごく少数の人だけが踏み込める世界だと思っていました。
でも、データを見てみたら選ばれし者がボロボロおった。
そりゃFIREも話題になるし、刺激されてFIREを目指して、いまを全力で走る人がいるのもわかります。
目標があればモチベーションも高くなるし。
私もFIREするではないにしても、頑張るぞって気持ちにさせられています。
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