和菓子の「ようかん」をスポーツをやる人が好んで使っているという話を聞きました。
「え?ようかんってスイーツでしょ?」と思ったのが私の率直な感想です。正直なところ半信半疑でしたよ。
運動するためのエネルギー摂取は大切ですが、ようかんはお茶といっしょに食べるものだと思っていましたし、運動中であればどうやってようかんを食べるのか疑問でした。
そんなようかんをスポーツをしている人に向けて特化させた製品が「スポーツようかん」です。
ようかんは運動中に食べにくいだろうと、私が思っていたことを解消する製品になっています。
ようかんとしてすでにスイーツとしてある製品とノウハウを、スポーツをする人がエネルギー摂るための製品に活かしています。すごいなと思うと同時に、個人的にも見習うべきところです。
すでに自分が持っている知識やスキルを応用して、これまでとは違う使い方を考え出せれば、新しいチャレンジをしてみやすくなりますよね。
スポーツようかんという製品がもっと使われて欲しいと思いますし、メーカーとしての頑張りは私に響くものがありました。
ようかんはスイーツからエネルギー補給食になった
「ようかん」といえば、緑茶とよく合う和のスイーツですよね。
ところが最近では事情が変わり、アスリートを含め運動をする人がエネルギーを補給するための食品となっています。
エネルギー補給のためのようかん、それが「スポーツようかん」です。
スポーツようかんを販売しているのは井村屋株式会社です。
井村屋ホームページ:https://www.imuraya.co.jp/
井村屋はスイーツとしてのようかんの販売ももちろんしています。どら焼きやモナカといった和のスイーツも取り扱っていて、ホームページにはあずきに関する情報のページもあります。
有名なのはアイスの「あずきバー」です!おいしさだけでなく、硬さが有名で公式ホームページでも注意喚起がされているほどです。
スイーツ以外では、肉まんも井村屋は有名ですね。
スポーツようかんには「あずき」「カカオ」と2種類の味が用意されています。「カカオ」はチョコレート味となっていて好みに合わせて選ぶことができます。
和と洋の味がそれぞれ用意されているのは嬉しいですね。私はあんこなど、あずき系が得意ではないのですが、チョコレートなら大好きです!
スイーツが好きでも和菓子の甘さは苦手という人もいると思います。ようかんであれば和菓子が好きな人が買う商品ですが、スポーツようかんはスポーツをやる人に買ってもらいたい商品です。
和菓子の甘さが苦手でも、チョコレート味なら食べてみようかなと思うアスリートはいるのではないでしょうか?
マラソンやロードバイクをやる市民アスリートにおすすめ
スポーツようかんは長い時間、長い距離にチャレンジすることになるマラソンやロードバイクをやる人におすすめです。
そのほかにはトライアスロンや登山をする人にも向いています。
水分を摂ることも大事ですが、身体のエネルギーが空っぽになってしまわないように、競技中に補食を摂ることも大事なことです。
トップアスリートともなれば緻密な計算のもと、競技中にどのような食べ物、飲み物を摂取するか判断されると思います。
市民アスリートの場合も、トップアスリートほど念入りに補食を検討することはなくとも、無事にレースの完走をするためには準備が必要です。
スポーツようかんは、市民アスリートがエネルギー補給をするために口にする物の候補になります。
- 少量でエネルギー摂取ができる
- 携帯しやすい
- 開封がラク
スポーツようかんはスティック1本で、100キロを超えるカロリーを手軽に補給することができます。
ハードな運動をしながら、たくさん食べるのはとても難しいです。スポーツようかんを使えば、少ない量で効率よくエネルギーを摂取することができます。
少量でエネルギーを摂れるので、複数本持つとしてもとても小さいサイズです。携帯しやすく、身体を動かすなかで邪魔になりにくいのはメリットですね。
そして、開封がとても簡単です。パッケージを手で切る必要がなく、外側から押し込めば中身が出てきてくれます。
押し込めばいいので、グローブをしていても外す必要がありません。さらに片手でも開封ができます。
手を汚すことなく食べることがでますし、手が汚れていても直接触れずに食べることができます。
スポーツようかん、競技中に使えるものとしては使い勝手がとてもいいです。レースなど本番だけでなく、トレーニング中の間食に使ってもいいですね。
さすが「スポーツ」と製品名に入ってるだけのことはあります。
ようかんの消費量は減少傾向
ようかんがどれぐらい消費されているのか、食べられているのかを調べてみると、残念ながら減少している傾向にあるようです。
私はあいにく、自分でようかんを買った記憶がありません。小さいころに食べたことがあるはずなのですが、いつのことかは定かではないです。
ようかんを自分で購入しないだけでなく、どこかで出されたことも、贈り物としてもらったこともないです。
自分が消費していないだけではなく、周りでも消費がされていないということです。消費が減っているというのも納得できます。
消費が減っているというのは、メーカーとしてはたまったもんじゃないですよ。ビジネスとしてやる以上、儲からないと困りますから。
ようかん業界にいい風が吹いていないなか、井村屋が考えたようかん販売が「客層を変える」ということです。
和スイーツを求める人を販売対象とするのではなく、運動する人を販売対象としたのがスポーツようかんです。
正直、ようかんとスポーツに接点は感じられませんよね。
ようかんとスポーツを掛け合わせた、井村屋の企業努力はすごいことだと思います。すでに持っている強みを新しい客層獲得に応用されていますよね!
まとめ:最近のようかんは運動するときのエネルギー補給食
スイーツのイメージが強い「ようかん」が、最近は運動する人にとってよい食品になっていることをご紹介しました。
- 「スポーツようかん」というエネルギー補給のためのようかんがある
- マラソンやロードバイクをやる人におすすめ
- スポーツようかんは井村屋の新たな客層開拓商品
意識的に運動しようという人は増えています。ひごろからジョギングしている人がマラソンに挑戦するという話は私の身近でも聞くことがあります。
長い時間競技を続けるスポーツは肉体的にとても厳しいです。どれだけトレーニングを積み重ねたのかも大事ですが、エネルギーが尽きてしまえば動き続けることができません。
手軽にエネルギー補給ができる商品をようかんとして用意したのが井村屋です。
消費量が減っているようかんですが、新たな消費者として井村屋はアスリートを想定されています。これまでのようかんの販路とは全く異なります。
企業として利益を出すための工夫と歩みを止めない姿勢を感じます。うまくいってほしいですし、もっともっと注目されてほしい企業であり商品です!
コメント