安定志向ならぜひ!カウチポテトポートフォリオ【リスクとリターンのバランス】

投資考察

今回は「カウチポテトポートフォリオ」についてです。

オルカンやS&P500などのインデックス投資がしやすい環境になりました。

投資をしようと思えば、少額からでもできるようになったのですが「どれぐらいリスクを取ったらいいのか」は悩ましい問題ですよね。

全ツッパ、フルベットして暴落したらどうしようかと不安になり。

不安だからと小さく投資をしたら、利益を取り逃しになりうることもあって、損をしてしまうような気になり。

どれぐらい投資でリターンを期待してリスクを取るべきなのか、最適解や最高率を導き出すのは難しいです。

そこで一つの選択肢となるのが「カウチポテトポートフォリオ」です。

とくにシンプルに投資バランスを考えたい人にはおすすめの方法ですよ。

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カウチポテトポートフォリオとは

カウチポテトポートフォリオとは「リスク資産と無リスク資産を50%ずつ均等に持つように投資をするポートフォリオ」です。

アメリカのスコット・バーンズ氏によって提唱された投資法だそうです。

「カウチポテト」と「ポートフォリオ」を組み合わせた造語ですね。

ポートフォリオ
  • 投資用語の場合、保有している金融商品の内容や組み合わせ、保有比率のこと
  • クリエイティブ用語、教育用語として違う使い方がされることもある
カウチポテト
  • カウチ:ソファ
  • ポテト:じゃがいも、ポテトチップス
  • ソファで横になってポテチを食べてグダグダして過ごすスタイルのスラング

グダグダ、ダラダラしていてもできる投資スタイル、雑に管理ができる投資スタイルが「カウチポテトポートフォリオ」ということになります。

シンプルに考えやすい投資方法ですよね。

せい
せい

ダラダラ雑にやるというと、だいぶ聞こえはよくないですが。

例えば、現金と株を半分ずつ持てば、カウチポテトポートフォリオは完成します。

わかりやすくリスクとリターンのバランスを取りにいけるのもいいかんじです。

安定志向の人にとってもいいバランス感になりそうですね。

リスク資産と無リスク資産のバランスを整える、リバランスをするタイミングは1年とされているらしいですが、絶対ではないですし、管理を強く意識しなくてもいいと思います。

投資にのめり込み出すと、マイルド過ぎるバランスの投資方法になるのかもしれないですが。

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メンタルに優しい投資スタイル

カウチポテトポートフォリオは、メンタルに優しい投資スタイルを作ることができます。

リスク資産と無リスク資産を半分ずつ持つことで、株が上がっても下がっても、キレイに両対応することができるからです。

株価が上がれば、しっかり資産が増えて、もちろん嬉しい展開です。

市場の恩恵を受けることができます。

株価が下がってしまったとしても、影響を受けるのはリスク資産として投資をしていた資産の半分です。

無リスク資産を確保しているので安心感がありますよね。

せい
せい

株価の上げ下げどちらに転がっても大丈夫というスタンスです。

無リスク資産の大きさ次第では、下がったときに買い増しに動きやすくなるかもしれませんね。

高い柔軟性を持つこともできるのが、カウチポテトポートフォリオだと思います。

資産の半分でリスクを取って、リターンを狙いにいくというのはわかりやすいバランスです。

また、無リスク資産を持ってリスク管理することでメンタルに優しく、投資を続けやすいスタイルになります。

続けやすい投資がしっかりと資産を成長させてくれるはずです。

どれだけの金額を投資することができるかはもちろん大事ですが、続けていくこともまた投資では重要です。

投資を続けること重視でカウチポテトポートフォリオを活用するのもいいのではないでしょうか。

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最初の投資目標にしてもいい比率

投資を始めたばかりなら、カウチポテトポートフォリオのリスク資産と無リスク資産の比率は目標として考えやすい数字です。

リスク耐性は人によってさまざまです。

投資をやったことがない人たちだけを集めたとしても、リスク耐性にはバラつきがあると思います。

せい
せい

性格によるところもありますし、そもそもの資産の大きさもリスクの感じ方に影響するでしょう。

資産に対して、いきなり高い投資比率にするのを不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

まず、カウチポテトポートフォリオ通りにリスク資産と無リスク資産を半々から投資をスタートしてみるのは悪くない選択です。

半々でも怖さがあるなら、積み立て投資で段階的にリスク資産50%のラインを目指してもいいでしょう。

リスク資産の割合を50%にしてみて、実際にリスクを肌で感じてみた結果で、バランスを自分なりに調節したらいいです。

積み立て投資でリスク資産の割合が50%に到達する前に、リスクに対して怖さを感じたら、そこで一度立ち止まり、これからの投資を考えることだってできます。

実際にリスクを取ってみて、経験したことは学びになります。

私は投資に積極的でありたいと思っていますが、耐えられないリスクを背負う必要はないとも思っています。

投資でストレスを抱えながら、生活をしていくのは大変です。

毎日、投資以外に考えるべきことが山ほどあります。

無理なく耐えられる投資を無理なく続けていくことが、いずれ結果につながることを期待しています。

いきなりリスクを取れないといけないわけではないですし。

インデックス投資から始めて、投資資産の比率を高くしながら、リスクに慣れていったらいいと思います。

なので、比較的ディフェンシブなカウチポテトポートフォリオから、投資を考えて始めるのは悪くないです。

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