コロナショックでも株を手放さず握り続けられた理由【投資ペースも変えず損切りなし】

投資考察

日経平均が4万円を突破した2024年3月。

世間の投資熱の高まりと、2024年に良調整されたNISAのおかげで、市場が賑わっている様子。

しかし、その後は大きく3万8000円台まで下げました。

ひたすらに好調だった相場だけに、ビクついていた人もいたのではないでしょうか?

かと思えば、またジリジリと4万円に戻ってきて、最高値を更新しています。

せい
せい

投資わからんですよ、もう!

一時的とはいえ、含み損を目の当たりにして、投資が怖いものだと思ったり、損切りを決断して株を手放した人もいたかもしれません。

私も含み損が大きく膨らんでいた時期がありました。

「コロナショック」です。

当時は世界中の経済を揺さぶる社会情勢になっていました。

そんな混沌とした情勢の中でも私は株を握りしめ続けることができました。

大丈夫かな?と思うことはもちろんあったのですが、株を持ち続けられたのが自信になってたりします。

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「無理な投資」をしていなかった

なぜ私はコロナショックがあっても、株を売り放すことなく市場に残れたのかというと「無理な投資」をしていなかったからです。

「最悪なくなってもしかたない」ぐらいの気持ちでもいられる投資を頭の中では描いていました。

仕事はしているから収入はあるわけで、目先の生活はなんやかんやどうにかなるという、どんぶり勘定でしたけど。

せい
せい

今のほうが運用資産が大きくなりつつあって「なくなってもいい」と思い切りにくくなっています

投資をしてリターンを期待する以上、リスクがあるのも必然です。

さらにコロナショックは経済全体が一時凍結したかのような状態でした。

活動の自粛や制限、移動制限に入国制限、日本では県境をまたぎにくくなったり、国によってはロックダウンもありましたよね。

経済の後退期と言える時期だと、何を買ってても幅広く下がります。

私の持っていた株も含み損ばかりになっていました。

含み損ばかりになっても、株を持ち続けられたのは、ゼロになってしまったとしても生活に支障がないものとして、気持ちを割り切れていたからです。

損切りをする選択肢もあったはず。

でも、かなり長期で投資をしていくと強く決めて保有している株でした。

だから、見切りをつけて手放そうという考えにおよばなかった部分はあると思います。

あれから時間が経ちましたが、コロナショック当時のほうが「強いマインド」「図太いメンタル」をしていたのかもしれません。

今はあれもこれも買えるなら買いたいみたいになっていて、投資を甘く見てるような気がするので、気を引き締めます。

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自分にちょうどいいリスクを考える

将来を厳しく見据えるほど、投資で資産形成を考えたくなります。

物価の上がり方とかエグいですし、将来への不安が積もっていくばかりです。

どんどん投資したくもなりますよね。

しかし、投資をした分だけ、株を抱えた分だけリスクを抱えているということを忘れてはいけません。

市場の調子がいいと増えるものだと信じて疑わなくなってしまいますが。

投資をするなら、自分にとって「ちょうどいいリスク」を考えてみましょう。

リスクは慎重に取っていくべきですが、あまりに慎重になり過ぎればリターンも期待できなくなり、資産形成が進まなくなってしまうかもしれません。

将来の資産を作るための投資なら、暴落があっても市場から退場しないところに重点を置くのはよさそうです。

投資リスクを管理する方法例
  • 決めた「金額」の無リスク資産を確保する
  • 無リスク資産と投資資産の「割合」を決める
  • 一定期間で「投資する金額」を決める

ある程度のキャッシュを残しながら、投資をすれば、マイナス方向に動いた時にもキャッシュで生活を守ることができます。

生活が揺さぶられなければ、市場から退場することなく投資を続けることができます。

投資熱が高いとゴリゴリ投資したくなりますが、貯金などリスクの無い資産は、ある程度確保しておいたほうが安心です。

私は、リスクの対策方法はいくつか考え方があると思っています。

まず、貯金など無リスク資産を「決めた金額確保」しておくのか、あるいは資産全体で無リスク資産の「割合で確保」するかです。

例えば、一年分の生活費を「決めた金額」として確保するとか、資産全体の50%を貯金で持つと「割合」で確保するとか。

「ドルコスト平均法」で投資をするのもリスクを管理する一つの方法になります。

毎月3万円と一定期間で投資する金額を決めると、毎月の収入に対して確保する貯金額と投資でリスクにさらす割合がある程度決まってきます。

無リスク資産の金額あるいは割合を決めたり、ドルコスト平均法でコツコツ投資していくと決めて、インデックスファンドで分散効かせたら、リスク管理は結構いいカタチになっていると思います。

どれぐらいのリスクに耐えられるのか、許容できるのかは人によってそれぞれです。

エックスで株クラを見ていると、攻めまくりで結果出してる人がいたりしますが、とても自分はマネできないようなリスクの取り方を選択していたりします。

最初から絶妙なバランスのリスク管理を見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。

まずは感覚でリスク管理のルールを決めてみて、調整していくのでいいと思います。

柔軟に考えましょう。

コツコツ投資を進めていくと、投資されたリスク資産が増えてきます。

リスクにさらされた資産が増えてくると、またリスクに対する考え方や気持ちが変わってくると思うので、ルールは柔軟に調整するつもりでいるのがいいです。

「自分にちょうどいいリスク」を投資をしている間は探り続けましょう。

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儲かっている時にこそリスクと向き合う

投資がうまくいって、含み益がある時、儲かっている時にこそリスク管理と向き合っておくといいです。

調子よく資産が増えていると、どんどん投資したくなっちゃうんですよね。

銀行よりも証券口座へ、お金よりも株へ変えて抱えておきたくもなります。

銀行に預けておいても、利息なんてものはないと言っていいレベル。

「貯蓄から投資へ」と流れていくのは自然なのかもしれません。

しかし、調子がいい時ほどリスクが見えなくなっているかもしれません。

「貯蓄よりも投資」の流れを自ら強くし過ぎれば、大きすぎるリスクを抱えることになりかねません。

うまくいっている時ほど、一歩立ち止まって、なんなら一歩引くぐらいで、自分が抱えている投資のリスクを考えてください。

「今ある貯金を株に変えていいのか」

「貯金と株の割合に問題はないのか」

「株価が下がっても耐えられるのか」

株を信用し過ぎになっていませんか?

すでにうまく資産を育てられているなら、大きく変えなくてもいいのかもしれませんよ。

「大きく稼いでも生活レベルを上げるな」というのと一緒で。

ここまでは順調でも、これから先がどうなるかはわかりません。

とくに投資は、急に何が起こってもおかしくないです。

「儲かってても投資ペースは変えない」というのも、リスクを取りすぎないための選択肢になると思います。

うまく投資で資産が増えている時、株安で資産を減らす可能性もあることを忘れてはいけません。

市場がどんなに調子がよくても、自分自身は調子に乗り過ぎず、少しの冷静さを心がけたいですね。

投資してほっとくだけで、お金が増えていると思うと、どうしてもウキウキしちゃうものですけどね。

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