投資と聞いて、まず最初に頭に浮かぶのは「株」ですよね。
経済ニュースなら日経平均を取り上げない日はないでしょう。
日経平均が過去最高を記録すれば、ビッグニュースとなり、メディアを通して株価が上がっていることを大きく取りあげられます。
では「金(ゴールド)」はどうでしょうか?
投資対象として株ほど見聞きする機会は少なく、たまに価格が高騰してニュースになるぐらいですよね。
投資のイメージとしては、株ほどメジャーではなく、ちょっと地味な存在として扱われている気がします。
でも、金は「投資の分散先」として選択肢の一つになるメリットがあります。
「資産を守るための投資先」という考え方もできるので、長期的な資産運用をするなら、頭に入れておきたい存在です。
投資先の分散で選択肢になる金(ゴールド)
投資では株が話題の中心になりがちですが「金(ゴールド)」も投資先として選択肢に入ってきます。
株や債券への投資に、金を加えることで、投資の分散ができるからです。
金は株や債券などの他の金融資産に対して、比較的相関性が低いとされています。
なので、株や債券が下がったとしても、金は価格を維持してくれることで、大きく資産が減る状況を避けられる可能性があります。
投資に絶対などありはしませんが、資産のリスク管理のために金にも投資をするという考え方です。
私もそうですが、個人で投資をしていると株が中心になっている人が多いと思います。
しかし、株を中心に投資していると考えにくく、株への投資に偏っていると考える人もいるでしょう。
もし、株ばかりの投資に不安などネガティブな気持ちがあるなら、株以外への投資をしっかり考えてみるのもアリです。
株以外の投資先に分散させることで、気持ちがスッキリするなら、投資を続けやすくなるオマケもついてくるかもしれません。
投資の分散先として「金(ゴールド)」を考えてみてはいかがでしょうか?
金(ゴールド)に投資するメリット
投資の対象として「金(ゴールド)」のメリットを詳しく紹介します。
経済という世界の中心にあるのは、やはり企業です。
競争原理の中にある企業が投資の中心対象になるのは自然なことで、金はまた毛色が違う投資先です。
株とは違った持ち味があるのも、金に投資をする魅力となります。
価値の安定性
金は長い歴史の中で、価値の安定性が高いです。
インフレや経済危機があっても、比較的価値を維持、なんなら価値が上昇する可能性を持っています。
価値が安定しやすい傾向があるから、投資の分散先に選び、リスク管理が期待できる金融資産です。
信用リスク
金はどこかの会社や国に属する金融資産ではありません。
日本円なら日本が発行、株だったら企業が発行していますよね。
国や企業に信用があるからこそ、通貨や株には価値があるものだと認められています。
だから、国や企業の信用されなくなってしまったら、通貨や株は価値が下がってしまいます。
信用があるから紙きれに価値があるんですよね。
金は国や企業の信用に影響を受けることがなく、価値を保つことができます。
世界共通の価値
金は世界中で価値を認められています。
貴重な資源であり、地位や名誉の象徴にもなっています。
価値が世界で共通しているため「無国籍の通貨」と言われるほどです。
金は通貨と遜色ない価値を持っていると評価されているということです。
有事の円買いと言われてたことがありますが、過去の話になりつつあります。
有事に評価されるのは金のほうでしょう。
安定性の高い資産
金は投資対象として「安定性」が高く評価されています。
価値が安定していて、信用リスクが低いとなれば、長期的に安定した資産と言われて納得できます。
インフレや経済危機に強く、国や企業の信用に依存することもありません。
金は希少性が高い物質という面もあります。
通貨や株は人の力で作ることができますが、金はいまのところ基本的に人が生み出せない物質です。
需要がありながら、安易に作れないとなれば、自然と価値は安定しますよね。
もし錬金術が確立することがあれば、金の価値が大きく変わることはあり得ると思います。
しかし、錬金術はまだ空想の域を出ない話です。
株には株の魅力があり、金には金の魅力があります。
金は安定性の高さから「守りの投資先」となりそうです。
資産を形成するためには、増やすことが大切ですが、減らさないこともまた大切です。
投資選択の一つとして「金(ゴールド)」の存在も知っておくといいですね。
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