この記事は、ポモドーロテクニックは「弱者の戦略」である理由についてです。
弱者の戦略といえば「ランチェスター戦略」が有名です。
マーケティングで使われていて、弱者の戦略といわれたら「ああ、ランチェスター戦略のことね」と頭の中ですぐにつなげられる人もいるでしょう。
ところで、今回紹介するのはランチェスター戦略ではなく「ポモドーロテクニック」です。
ポモドーロテクニックも弱者の戦略だと私は考えています。
なぜ「ポモドーロテクニック」が弱者の戦略なの?
ルールや仕組みを活用しないとうまく集中できなかったり、サボってしまう人が選ぶのがポモドーロテクニックだからです。
私もすぐにダラける意思の弱いタイプで、頼れる枠組みを探していて、たどり着いたのがポモドーロテクニックでした。
意思の強さを持ち合わせてなくても、しっかり仕事や勉強を進められばOKです。
たとえ気持ちの部分で弱者だったとしても、やりようはあります!
やる気の有無より動いた事実が結果を連れてきてくれますからね。
ポモドーロテクニックは自分との約束をするルール
ポモドーロテクニックは「自分自身と約束」をするルールです。
ルールといっても、ポモドーロテクニックはシンプルで難しくはありません。
ちょっと雑な紹介ではありますけど、簡単ですよね?
なぜ、わざわざ簡単なルールを「ポモドーロテクニック」なんてカッコよさげに紹介するかというと、私のような気持ちの弱いタイプはやる気でスタートとダッシュができないからです。
私は気持ちに頼るよりルールや仕組みを活用しないと、前に進む力が弱い自覚があります。
集中力がちっとも続かないし、すぐサボりたくなる。
しっかり自分に言い聞かせておかないと、なあなあになる。
自分自身と約束したルールをきっちり守ると決めたルールが「ポモドーロテクニック」です。
ポモドーロテクニックのようなシンプル設計になると、集中力のない私も意外とやれています。
「弱者でも戦える戦略」と言っていいと思います。
ポモドーロテクニックについて詳しく書いた記事も参考にしてみてもらえると嬉しいです。
アナタは気持ちの強い人ですか?気持ちだけだと、なかなか行動できない人ですか?
最初から完全完璧なポモドーロテクニックを目指さない
ポモドーロテクニックは「集中する時間」と「休憩」を繰り返すシンプルな設計です。
シンプルゆえに、ポモドーロテクニックはすぐに始められるし、簡単にできる気がします。
でも、25分集中するのところで、意外にもつまづいてしまうことがあります。
そもそも25分集中し続けることに苦労したり。
25分頑張れても、また25分頑張り始めるのがしんどかったり。
最初から完全完璧なポモドーロテクニックは目指さなくていいと思います。
まずは集中タイムと休憩を繰り返せる身体にします。
身体がポモドーロテクニックを受け入れてきたら、少しずつ標準ルールに近づけましょう。
自分のやる気に頼らない
勉強や仕事をするとき、なかなかやる気が出ないと悩むことがありませんか?
わざわざ時間を取って仕事や勉強の計画を立てたのに、思い通りに進まず、自信がなくなってしまうこともあるかもしれません。
もし、自分なりのやり方が見つけられず、やる気が出なくて苦労していても落ち込まないでください。
まず「やる気に頼らなくていい」と考えるようにしましょう。
やる気やモチベーションがどうであっても、勉強や仕事が進みさえすればいいのですから。
こんなことはないと思いますが、やる気で満ち溢れてても、勉強や仕事が進まなかったら意味がありません。
頼るなら、やる気など気持ちの部分ではなく、ポモドーロテクニックのような「ルールや仕組み」にして、ゴリゴリに作業できればOKです。
- やる気
- 気合い
- 根性
気持ちに強さがあるに越したことはないでしょうけど、ポモドーロテクニックのような仕組みに頼って動くのだって悪いことではありません。
勉強や仕事を続けて積み重ねられれば、ポモドーロテクニックだろうが、気持ちでだろうが同じです。
むしろ、強い気持ちを持ち続けて行動に移していくハードルの方が高いと私は思っています。
つくづく自分がメンタル弱者だなと思うところでもあるのですが。
でも、やる気で動けない自分をひどく悲観しなくていいです。
やる気でどうにかできないなら、別の方法でどうにかすることを考えましょう。
諦めて何もしないより、前向きな試行錯誤をしたほうが、何か起きるはずです。
やる気に頼らない方法として、仕組み化で自分をコントロールするなら、スケジュールやタスク管理も大切になります。
「ガントチャート」は自分管理をするのに便利なのでオススメです。
「ポモドーロテクニック」や「ガントチャート」は、やる気やモチベーションとは別の方向から、自分を助けてくれるはずです。
ポモドーロテクニックがいらない人
私は「ポモドーロテクニック」をおすすめの仕組みとして紹介していますが、ポモドーロテクニックが不要な人もいます。
どんな人には必要ないのか?というと、わざわざ仕組みという枠を用意しなくても、どんどん勉強や仕事ができて、ズンズン前へ進んでいける人です。
- 意識しなくても集中力を高くできる
- 長時間耐久可能
- 適度にリラックス・リフレッシュする絶妙なタイミングをつかんでいる
生まれ持っての才能というわけではなくても、要領の良さだったり、経験的にできる人というはいます。
天才でなくとも優秀な人ですね。
能力があって優秀な人はわざわざポモドーロテクニックに頼らなくても、いいパフォーマンスが発揮できます。
自分のリズムを理解した優秀な人にポモドーロテクニックは不要なんですよねえ。
いままでうまくやれている方法を持っているのであれば、手放してまでポモドーロテクニックを選ぶ必要が見当たりません。
ポモドーロテクニックは「自分なりのやり方」を見つけられない人に試してもらいたいですし、しっくりきたら続けてもらいたい仕組みです。
ポモドーロテクニックがうまく回せるようになったら、アレンジしていくのもいいと思います。
アナタはもう「自分なりのやり方」が見つかっていますか?
まとめ:これから仕事や勉強をがんばれればそれでいい
この記事は、ポモドーロテクニックは「弱者の戦略」である理由についてでした。
- ポモドーロテクニックは自分との約束
- ポモドーロテクニックはあくまで仕組みの1つ
- やる気で動けなくても悲観することはない
ポモドーロテクニックは「自分との約束」です。
25分はしっかり作業をして、終わったら5分休憩する簡単なルールを自分自身と約束します。
無意識に「がんばるモード」に入れればいいのですが、私は弱者タイプで自分に言い聞かせるステップが必要です。
ポモドーロテクニックはがんばる仕組みの1つであって、絶大な効果を持っているわけでなければ、絶対的な正解でもありません。
別に他の方法でやる気スイッチ入れられるなら、ポモドーロテクニックを使う必要はありません。
もし、やる気で動き出せないのだとしたらのだとしたら、ポモドーロテクニックのような仕組みに頼って作業を進められればいいんじゃないかなと思います。
たまたま、いままで自分に合った方法を見つけられずに苦労してきたのかもしれないですしね。
いまから、これから仕事や勉強がうまく進められればいいんですよ。
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