資産3000万円でFIREできるってマジ?→マジかもしれない【夢と希望かギャンブルか】

投資考察

あなたが資産作りに一生懸命な理由は何ですか?

避けることができない老後という将来を見据えている場合もあれば、ひたすらにお金持ちを目指している場合もあるでしょう。

そして、見ること聞くことが多くなった「FIRE」を大きな目標にして、今を頑張っている人もいるのではないでしょうか?

仕事の縛りから解放されるという夢のある話ですよね。

そんなFIREについて、おしろまん(@oshiromandayo)さんが気になるポストをしていました。

3000万あったらFIREできるってマジ!?

私の想像の何倍もFIREできるラインが低いです。

さすがに誰でも同じことができるかというと難しいでしょうけど、自分もFIREできるかもしれないと思えるような数字かもしれないですね。

おしろまんさんの言う通り、夢が広がるってもんです。

さらに3000万円FIREについて考えてみます。

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3000万円未満の資産でFIREした人が30%

まず「FIRE」についてです。

FIREとは?

「Financial Independence(経済的自立)」と「Retire Early(早期退職)」からそれぞれ頭文字を取った言葉

しっかり資産を作れたら、さっさと仕事を辞めて自由にやっていこうってやつですね。

エックスを見ていると積極的にFIREを狙っている人も結構います。

「Retire Early(早期退職)」ということで、ある程度安定した収入を手放す決断をすることになります。

なので、収入を失っても、生活を維持できるだけの資産の準備が必要です。

せい
せい

どれぐらいの資産を用意して仕事を離れるかが難しいところですよね。

資産があればあるほど、安心安全なFIREができるのは間違いないでしょう。

ところが、FIREした資産額について、おしろまんさんのポストの元記事マネーFixから驚き?のデータが出ていました。

「FIREを実現した時点(早期リタイアした時点)で築いた資産額はいくらくらいでしたか?」と質問したところ、『3,000万円未満(30.4%)』が最も多く、次いで『3,000万円以上4,000万円未満(16.8%)』、『4,000万円以上5,000万円未満(13.3%)』という結果になりました。

FIREするために必要な金額はいくら?調査から分かった資産額と資産運用方法

FIREした人のうち、30%が資産額3000万円未満だったとのこと。

さらに60%の人が資産額5000万円未満でFIREを決めています。

せい
せい

正直、私は「ほんとか!?」と思ったデータです。

完全に仕事から離れて、安定した収入がなくなったときに、3000万円の資産で生活をしていくことができるのだろうかと。

私だったら3000万円だと不安のほうが強くなってしまいそうで、自由な生活を謳歌できる自信がありません。

不透明過ぎる老後の生活やインフレを考えると、どうしても安全圏は高く想定することになりやすいと思います。

ただ、人によって状況や環境が違います。

私の場合は家族がいて、子どもにはこれから教育費という大きな支出がかかってきます。

独身だった場合、子どもがいなかった場合、すでに子どもの教育というフェーズが終わっている場合など、それぞれ持っておきたい資産額はばらつくはずです。

引用したマネーFixの記事にFIRE達成者のコメントがいくつか紹介されており、50代の方が多くなっています。

先が見通しやすい年齢になると、FIREに必要と思われる資産額も落ち着いてくるところはありそうですね。

早期退職をした際の退職金は、FIREを決めた際の資産に含まれてないとかいう可能性もあるかなと。

見通しが立つならという条件付きだと、3000万円でFIREできるというのもマジなのかもしれません。

データが出ているわけですし、FIREできなくはないというのは事実のはずです。

そして、3000万円という数字だけをみると、手が届かなくもないFIREラインに見えます。

3000万円にFIREラインを引いたとき、夢と希望にあふれていると見るか、ギャンブルスタートと見るか。

価値観も人によって色々なので、答えを出すのは難しそうです。

私だったら5000万円に資産が達したときに、残りの人生の逆算をするかもなあぐらいでしょうか。

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投資がFIREの強い味方

どれぐらいの資産を持ってFIREするかは置いておいて、資産の大きさに関わらず、FIREを目指す上で投資がとても大切です。

投資で資産を作ることで、FIREの土台としています。

圧倒的な収入がある人でない限り、投資なくしてFIREを射程圏内にできる人はいないでしょう。

「FIREを目指そうと思った時点で築いていた資産額はいくらくらいでしたか?」と質問したところ、『500万円未満(21.8%)』『500万円以上1,000万円未満(17.1%)』『1,000万円以上1,500万円未満(18.7%)』『1,500万円以上2,000万円未満(13.6%)』『2,000万円以上2,500万円未満(9.1%)』『2,500万円以上3,000万円未満(4.2%)』『3,000万円以上(15.5%)』という回答結果になりました。

FIREするために必要な金額はいくら?調査から分かった資産額と資産運用方法

引用した記事によると、3000万円未満の資産でFIREを目指し始めている人がほとんどです。

3000万円でFIREできるとしても、ほとんどの人が足りてないところからスタートしていることになります。

そして、株式投資を筆頭に資産を運用することでFIREに到達しているとのこと。

「FIREを実現する(目標とする額の資産を築き早期リタイアする)ために選択した資産運用方法(投資商品)を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『株式投資(53.1%)』と回答した人が最も多く、『投資信託(39.8%)』『不動産投資(29.5%)』『NISA・つみたてNISA(20.5%)』と続きます。

FIREするために必要な金額はいくら?調査から分かった資産額と資産運用方法

投資信託とかNISAとか株式投資と何が違うんだよと思いつつ、積極的に投資をしてFIREを目指していることはわかります。

ほかにもFXや暗号資産で資産を作った人もいるようです。

せい
せい

リスクを背負ってうまくいけば、FIREへの到達は加速しそう。

どんな投資を選ぶかは、好みだったり、リスクの許容度によって様々でしょう。

人によって様々な選択があるとしても、投資はFIREに近づくために欠かせない存在になっています。

収入だけでFIREまでたどり着くのは難しいですし、仕事から離れた後を考えると、預金だけでなく投資資産を確保しておきたいところではありますよね。

投資資産なら、さらに成長してくれる期待値がありますし。

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強い目標に置いたFIRE

私の場合ですが「3000万円でFIRE」は難しいと思っています。

私には家族があり、子どもがいて、さらにこれからお金がかかるという状況です。

3000万円という大きな資産を築けたとしても、FIREの決断は私にはできない自信があります。

一方で今回のデータは、FIREを目指した人たちの30%が3000万円未満の資産でFIREを達成しています。

環境や状況の違いもあるでしょうが「FIREをどれほど強く目標として置いているか」もあると考えています。

私と何が違うのかという面を考えたのですが、私はほとんどFIREを意識していません。

仕事を続けながら、コツコツと投資をして資産形成を狙っています。

せい
せい

あわよくばFIREできたら楽しいかもなあと思うことはありますけども。

そんな私と今回のデータでFIREした人たちは、おそらく覚悟が違います。

「FIREできたらいいな」ではなく「絶対FIREする」と強い目標として決めた結果なのではないでしょうか。

仕事を続けるって大変なことですからね。

大なり小なりストレスはありますし。

高校や大学、専門学校を卒業したら仕事をするのが当たり前ではあるのですが、社会にも向き不向きはがあります。

転職で解決できるレベルの話ではなく。

何が何でも仕事を辞めてFIREしたい人はいるでしょうし、FIREこそが絶対的なモチベーションになる場合も十分ありそう。

せい
せい

実は私は社会が不向きな自覚があるので、FIREを意識するべき人間なのかもしれない。

3000万円は結構ギリギリのFIREラインだと思っていて、私以外に不安を感じる人も少なくないラインではないでしょうか。

仕事なんてもうやってられねえとなったら、気持ちで踏み越えるラインなのかもしれません。

それはそれで一つの選択です。

私は否定しませんし、充実したFIRE生活になることを願い応援しています。

FIREしたら健全な心身を手に入れられるとしたら、FIREの価値は高まります。

私のように不安を感じるところがあると、せっかくFIREしても心が持たないなんてことも考えられます。

バランスですよね。

最終的にFIREに踏み切るときには、勇気とか思い切りも必要になりそうです。

3000万円でFIREするかどうかは、あなた次第。

前向きに3000万円でFIREできるかもしれないと思うと、夢がありますし、やる気も上乗せはできるのではないでしょうか。

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